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著者写真とコメント集/讃集3

 投稿者:α編集部  投稿日:2014年 4月11日(金)13時05分21秒
  通報 編集済
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            著者写真とコメント集/讃集 3
                                 2011/29号-2013/35号





     喧騒の一年を過ぎ、余裕がでてきたのか、古いアルバムからセピアカラーの
     写真もちらほら。著者が言うように「カマキリ」のような姿は、今からはと
     ても想像できない。
     一方、背景に手を加え想像の世界を漂う著者もでてきた。





『あした天気になーれ第五回』 29号
 2011/12/5

                         ニコライ堂
          

この写真は神田駿河台にあるギリシャ正教の「東京復活大聖堂」愛称「ニコライ堂」の南
門の前で、散歩の途中に立ち寄った時のものだ。数本の蝋燭が灯され、立てかけられた聖
像画は東ローマ帝国で用いられたビザンチンモザイク様式のようで、永い歴史を私に感じ
させたものだ。

しかしカラマツ・ジローやチキン・ジョージが、雄の三毛猫、朴歯の下駄、卜占、タロッ
トカード、占星術、はたまた雨男・雨女に頼るとしても、今回私は森の石松よろしく賽銭、
蝋燭代、弁当を用意してもらい、カラマツ・ジローの代参として、天気予報の確率を上げ
るために神様にお願いに来たのではないのである。

さてさて、細君との確執はますます抜き差しならぬ様子を呈してきたことに、辟易してい
ると聞くカラマツ・ジローはどこへ行ったか。チキン・ジョージと例のガード下の薄汚れ
た屋台で、昼間っからモツ煮込みを肴に芋焼酎でも引っ掛けて憂さを晴らしているのだろ
うか、 聖ニコライは知る由もない。






『あした天気になーれ 第6回(最終回)』 30号
 2012/2/11


          

引っ越しばかりしていたので、随分写真も無くしてしまったが、なんとか押し入れの中か
ら昔の写真を探し出した。これは私が高校生の頃我が家の庭の一角で撮った写真である。
年の離れた従兄弟とスピッツらしき白い親犬、犬小屋には一匹の子犬までがちゃんと写っ
ている。
このころより私は朴歯の下駄を愛用していたが、この下駄はどうも違うらしい。黒い鼻緒
の桐の下駄で親父のものではないだろうか。
帽子は白い二本の白線に二羽の鵲をあしらった金色の記章、いかにも間寛一のかぶる高等
学校の帽子そっくりである。セータはやはり鈍色のアラン模様のフィッシャーマンセータ
ーである。どうもこのころから「あした天気になあーれ」や「無限回廊」などという空想
癖の兆しがみられるようである。






『無限回廊 第七回』 30号
 2012/4/15


          

写真コメント               バード・ブレインこと赤松次郎こと古賀和彦
このころは日記も付けていなかったので何時の写真か判然としない。髭をたくわえている
からおおまかな時代は判りそうなものだが、髭にも口髭、顎髭、頬髭などのバリエーショ
ンがあって、それぞれその時その時気分次第で試みてきたから、その時期を特定すること
は非常に難しい。30歳初めからサラリーマンを辞めて、自由業みたいな生業だったから、
比較的やりたいことを気兼ねなく出来たということだ。48歳のころの高校卒業30周年記
念大会では髭面ではなかったから、たぶん40歳の半ばではないだろうか。

さて、今回の無限回廊は前の著者達のとんでもないプロットをいかに収拾をつけ、全体の
方向に軌道修正するかが技の見せ所だと思った。しかし書いてみると自分もまたとんでも
ないストーリーに魅せられて飛びまくった感じがある。まさに時間や空間や理屈を超え自
由自在に遊ぶことのできる合作の面白さを堪能してたものだ。






『窓辺にてーそして、それから』 31号
 2012/6/7


          

光と影の狭間で
たぶん大学二年生のころ夏休みに帰省した折、田辺(森)君と二人で九州一周の貧乏旅行
をしたときの写真だと思われる。大人になるまで偏食、好き嫌いが多く、腺病質、神経質
でカマキリのように痩せた姿が見受けられる。ここは霧島温泉の近くの丸太造りの山小屋
のようだ。たぶん韓国岳に登る前か後かの写真で、窓枠に座った足には草鞋みたいなもの
を履いている。未来は渾沌としていて不安に押しつぶされそうな思いに、いつも不機嫌な
顔をしていたようだ。






『シリーズ・歪んだ風景-鐵橋 第一回』 32号
 2012/10/9


            好奇心いっぱいの孤高の人
          

赤松次郎(古賀和彦) 讃

上の絵は2年前に書いた作品のイメージ画の一部です。脚本中 配役「11」です。
どんな似顔絵を描こうかと考えていたのですが、どうしてもこれに行き着きました。
遠い親戚らしいのですが、ほとんど会ったことも話したことも無い人です。同人誌を通じ
て、掲示板を通じて、赤松次郎がどんな人物かを想像している次第です。
人一倍の好奇心、これは他者及び自分自身、猫のジャンプ力から宇宙の謎にまで向けられ
ているように思えます。知りたがり屋は社会と接触しつつも、いつも孤独、一人。そんな
イメージがあります。
普通のおっさんかもしれませんが、そんなそぶりを決して見せない人でもあります。
                                  万理久利






『3304 シリーズ・歪んだ風景―鐵橋 第二回』 33号
 2012/12/24


          

結界
 二つの川とそこに架かった二つの鐵橋は、その街に住んでいる人が皆感じていたかど
うかは判らないが、空間的にも心理的にも私にとって結界であった。

 結界とはwikipediaによると、自然崇拝である古神道の影響を受けた仏教、密教であ
る山岳信仰でも用いられ、修業の障害となるものが入ることを許されない場所や土地に対
しても用いられる。
  この他、生活や作法上注意すべきなんらかの境界を示す事物が、結界と呼称される場合
もある。作法・礼儀・知識のない者は境界を越えたり領域内に迷いこむことができてしま
い、領域や動作を冒す侵入者として扱われ、無作法または無作法者と呼ばれる。
また、日本建築に見られる襖、障子、衝立、縁側などの仕掛けも、同様の意味で広義の「結
界」である。商家においては、帳場と客を仕切るために置く帳場格子を結界と呼ぶ。

 結界の内に守られた少年時代から結界の外へ飛び出していく私にとって、なにか想像
も出来ない危険に遭遇するか、それとも幸運のもとに己の人生が開けるのか、大いなる不
安とそれ以上の希望が同居する冒険と言っても良かった。
 再び結界の内側に戻ったとき、そこには知己の面影を見て同胞としての安心感を覚え、
一方屈辱、劣等感、苦しみに苛まれた過去の自己嫌悪もまた同時に思い出し、過去と現在、
異境と故郷、夢想と実感、静と動、継続と断絶、饒舌と緘黙、絶望と希望、永遠と一瞬、
安住と放浪等々、様々な「意識の流れ」に押し流されそうだった。






『 無限回廊 第十回』 33号
 2013/1/23


             宇宙戦艦大和艦長
          

バード・ブレインの初夢
super sybogのバード・ブレインはあるとき、太陽系第三惑星の消滅する前に14万8千
光年の彼方のイスカンダルへ放射能除去装置コスモクリーナーDを求めて宇宙戦艦大和
の艦長となって旅立つ夢を見た。パワー・イーターの完成が間に合わなかっこと、最終兵
器であるリターン・パスの全世界の国々への設置に遅れが生じたこともあって、一部の国
の争いで核爆弾によりガイアの人々に放射能汚染の危険が迫ったためだ。これらの預言は
既にモノリスに記録されたものである。






『シリ―ズ・歪んだ風景―鐵橋 第三回』 34号
 2013/3/26

           変装前        変装後

          

変幻自在
オキシモーラン的ポートレートとコメント-解離性同一性障害(多重人格)の悩み

変装前(結界内):
善意無過失、無毒無臭、誠心誠意、青天白日、正当防衛、精力絶倫、
精励恪勤、清廉潔白、是々非々、切磋琢磨、千思万考、全力投球
人様から後ろ指を指されないように謹厳実直に世間を渡り、常に和を重んじ体裁を繕う。

変装後(結界外):
青息吐息、悪衣悪食、悪逆無道、悪戦苦闘、阿修羅道、悪漢無頼、
悪口雑言、阿鼻叫喚、阿附迎合、阿諛追従、阿諛便佞、暗送秋波
善意の底に沈殿する悪意に敏感故、露悪趣味に徹して世間を笑う姿は、
まだ髪と髭は黒々としていた四十五歳頃の私で、まるで数十回も別荘
を出たり入ったりするどうしようもないラッキー・ルチアーノみたいな
悪党面だ。当時このような姿でクライアントと設計の仕事の打ち合わ
せをしていたかと思うと冷や汗ものである。






『シリーズ・歪んだ風景―鐵橋 第四回』 35号
 2013/6/9


          

笑顔が一番
 XとY川に挟まれた結界の中で暮らした小さい頃の写真を探したが、引っ越しの度に少
しずつ無くしてしまい、今ではほとんどそれらしいものは見当たらない。
 これは竹ひごと木の胴体と和紙を使って作るゴム動力で飛ばす模型飛行機である。当時
私はこの遊びに嵌っていて、放課後は道一つ隔てた大学のグラウンドで近所の仲間達と暗
くなるまで興じていた。今の時代と違ってみんな質素な暮らしの子供ばかりであったが、
じつに楽しそうである。
                古賀和彦(赤松次郎、バード・ブレイン、本郷淳吾)

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