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シネマの話3

 投稿者:α編集部  投稿日:2014年 4月 9日(水)22時04分33秒
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              シネマの話3 2010-2013





「銀座散歩」より 2011/3/6

朝9:30銀座マリオンにて「ツーリスト」という映画をみる。小さなバケツほどのポップ
コーンを食べながら。懐かしのヴェネチアが舞台。それなりにおもしろかった。ミステリ
ー仕立てだが、無限回廊などの筋を考えることに慣れると、自ずと映画の結末が判ってく
るような気がした。それがいいことなのか、興味が半減するのか今のところ自分にも判ら
ない。




「『反物質』の閉じ込め成功」より  2011/6/6

この「反物資」をテーマにした小説が 、ダン・ブラウン著のサスペンス小説『天使と悪
魔』(ANGELS & DEMONS)である。これは『ダ・ヴィンチ・コード』とおなじく2009年ア
メリカ映画が公開された。欧州合同原子核研究所(CERN、ジュネーブ)もその映画を
見て、実際に存在することを知ったのである。
ともかく、宇宙には「暗黒物質(dark matter)」や「反物質(antimatter)」という、興
味を刺激する謎が一杯存在していて、飽きることがない。




「映画鑑賞-ジュリエットからの手紙」  2011/6/14

原題は「Letters to Juliet 」であるから、日本語の題の命名は「ジ
ュリエットからの手紙」とあり、全く逆の意味になる。シェイクスピアの書いた「ロミオ
とジュリエット」に纏わる物語である。イタリアの古都ヴェローナのジュリエットの住ん
だ家の中庭で、五十年前の満たされない恋文を壁に貼った主人公。その返事を代筆する善
意の人達が書いた手紙を貰った主人公が、昔の恋人探しに訪れたことからこの物語は始ま
るのである。まあの映画の内容からすれば両方の解釈があっても間違いではないが・・・。
映画の題名は原題と違ったものがありよくある。用心しないと日本の題は意訳が多いから
間違った印象を持つことになるので、額面通りに信じてはいけない。

この映画の原題と日本名という二つの題名から受ける印象は、図らずも日本的な文化と西
洋的な文化の違いのように私は思えた。受動的な行動パターンの日本的文化と、やはり主
体的な自我の行動性を旨とする西洋的文化的の対比と見た。ジュリエットからの手紙(f
rom)か、ジュリエットへの手紙(to)の問題が面白いなと思った。やはり受動的な
意訳の方が日本人の感情に無理なく訴えるのかも知れない。


数年前イタリア旅行の時尋ねたところであり、美しい古都である。ジュリエッタの家のあ
るパティオも覗いたが、あまりにも人が多くてゆっくり思いをはせることは出来なかった。
この映画のストーリーはハッピー・エンドで終わるアメリカ映画の定番なのだが、
しかし老いた主人公を演じたヴァネッサ・レッドグレーヴがなかなかいい。てらいのない
落ち着いた風格はさすがで、あのように老いたいと思うほどである。おまけに、マカロニ
・ウェスタンでならしたフランコ・ネロもまたいい。ついでに実際にヴァネッサ・レッド
グレーヴはフランコ・ネロの四つ上の姉さん女房である。




ギンレイホールについて 2011/7/27

11期ファーンさんおよびひまじんさんの間で「銀鈴」か「銀嶺」かの問題が話題になっ
ていますが、その端緒は「ドキュメンタリー映画際 投稿者:吟遊視人 投稿日:2011年 7
月25日の『「シネマの会」という毎週一回、『銀鈴シネマ』で話題作を見る同好会があり
ます』の投稿にあります。

この映画鑑賞の会を作った者として、その経緯から解き明かしてみましょう。それは今か
ら9年前、2002年の6月の日記にたまたま散歩していたときの記録があり、そのときの印象
が映画鑑賞会を発足するきっかけになりました。なおその会の正式名称は「シネマ・デ・
ジョイ」(シネマで楽しもう。死ぬまで人生を楽しもうという意味をこめて)と皆で決め
ました。
代表は私、副代表はM.Tさん、H.Mさん、会計はT.Mさん。年会費:1,000円。会員24
名で発足、なお現在私は退会して会員ではありません。

飯田橋の神楽坂をもう一本後楽園に寄ったところに軽子坂(かるこさか)という路地があ
りました。その坂の由来は知りませんが、横町を曲がったすぐの所に一軒の映画館をみつ
けました。約200席のいわゆる懐かしの名画をみせるという場末の小さなもので、そこ
は貧乏学生時代のノスタルジーを彷彿させるに十分な面影を残した、狭さと昔を懐かしむ
ような老年の人たちや若い学生といった客筋で満ちていました。よき時代の雰囲気が廃れ
ていない時空が未だ存在するんだなと嬉しくなりました。もちろん入場料はシルバー料金
の1,000円ぽっきり。この値段で5時間近く楽しめる娯楽はそうめったには見つから
ないと思います。

往年のアン・マーグレットを思わせる美貌の女優と、アラン・ドロンに似た男優の演ずる
「ムーラン・ルージュ」のファンタスチックな物語を主に鑑賞するつもりでしたが、もう
一本の方「ぼくの神様」が思いもよらず秀逸でした。第2次大戦のポーランドが舞台。ナ
チスのユダヤ人狩りから逃れるため親元を離れ一人疎開させられた児童の物語でした。美
しい田園風景の中で起きる大人の戦争という不条理の世界に、子供までが巻き込まれ厳し
い現実に直面する話でした。

このような素晴らしい映画は大作でないだけに、あまり宣伝されず埋もれてゆくのかと思
うと残念です。そのような訳でたまには誇大に宣伝された大作だけではなく、こまめに優
れた小品を探しだして映画鑑賞を楽しんではいかがでしょうか。

さて本題の名称について
銀鈴会館というビルは確かにそこに存在します。またギンレイホーという映画館もそのビ
ルの一角にあります。銀鈴会館はその中に雀荘、酒場、くらら劇場(アダルト映画)、不
動産会社などの入っている総合ビルで、その名称であって「ギンレイホール」はそのなか
の一つです。
念のために銀嶺ホールと私が思い込んでいた名称をWikipediaで調べてみました。この映
画館に関する投稿は「ギンレイホール」か「銀嶺ホール」で数件見つけました。
◆青木塾ブログ:名画座、銀嶺ホール
◆飯田橋ぎんれいホール | 人生、色々、男も色々・・・
◆dietcoker_diaryのブログ : 銀嶺ホール (第9地区)と後楽園遊園地 ...
◆青山808 (4) 飯田橋銀嶺ホール:青山808:So-netブログ

そこで正確を期すために「ギンレイホール」の支配人に直接その名称について尋ねました。
その結果1974年から「ギンレイホール」と称していて、それ以前の記録が見つからないと
いう返事をいただきました。いずれにしてもWikipediaにも「銀鈴ホール」では記載され
ていません、ましてや「銀鈴シネマ」という名称もありませんことを報告します。




「無限回廊 第五回を読んで」より 2011/10/23

「久しぶりの日本で、日本の大手広告会社、アジア支局に勤めるエヴァはすっかりくつろ
いでいた。ほぼ一ケ月の休暇をとれたからだ。金曜の朝もビールを片手に長椅子に横たわ
り読書をしていた。」とあるように、エヴァはどうも酒が好きらしい。
物語の中でもいくつか出てくるが、ここで小説や映画のなかで描かれた有名な場面を調べ
て見た。

◆ダイキリ
 ヘミングウェイが愛飲したフローズン・ダイキリは、ラム酒をダブルにし、グレープフ
 ルーツ・ジュースを入れ、砂糖を抜いたもので、これをパパ・ダイキリと呼ぶ。
  * ラム - 45ml
  * ライム・ジュース - 15ml
  * 砂糖 - 1tsp
◆ギムレット
 レイモンド・チャンドラーのハードボイルド小説『長いお別れ』中の代表的な台詞
 "I s uppose IT's a bit too early for a gimlet," he said.
(ギムレットには早すぎる)
  * ジン - (全量の)3/4
  * ライム・ジュース - (全量の)1/4
◆マム
 映画「カサブランカ」の名セリフ “ 君の瞳に乾杯 ”Here's,lookin'AT you,kid とい
 う名セリフと共に飲んだシャンパンが「マム」。フランスのシャンパーニュ地方特産の
 発泡ワインである。
◆ペリエ・ジュエ
 「危険な情事」の中で、サムが、浮気相手のアレックスと飲んでいるのが「ペリエ・ジュ
 エ」これもシャンパン。
■ジャックダニエル
 1978年製作「殺人遊戯」のポスターで、松田優作が持っている酒は、テネシー・ウイス
 キーの「ジャックダニエル」。トウモロコシ・ライ麦・小麦・大麦などを麦芽で糖化、
 さらに酵母を加えてアルコール発酵させる。

若い時は浴びるほど飲んでも平気だった私だが、そのときは酒の味などよく判らなかった。
しかし今、医者から控えろと言われてみると無性に飲みたくなる。昌平坂探偵事務所のフ
ィリップ・マーローを気取って、新宿の高層ビル51階のとあるバーで、きら星のごとく瞬
く様々な色の町の灯りを眺めながら、ギムレットを賞味してみたいと思った。




「北大路魯山人の昆布とろ」より  2012/11/3

昔、息子の寝床で読んでやったユリ・シュルヴィッツの絵本「よあけ」のなかに出てくる、
まだ日も上がらない薄暗い山間の湖、澪を引くボートの印象的絵を思い出す。最近では「き
みに読む物語」という映画で、これもまた朝まだきか夕暮れか失念したが、薄暗い湖をレ
ガッタで澪を引いて漕いでいるの最後のシーンが印象的だった。




「37号「人生詩」を読んで」より 2013/12/19

 神野氏が私の作品に対する評の傾向をみると、情感や情景描写の素直さを指摘すること
が多い。例えば「三つの願い」や今回の「シリーズ・歪んだ風景-鐵橋 第六回」において
は論証的で説明的で理屈をこねたり、理に勝ることを諫めているようだ。
 小津映画の特徴として「説明的な要素を極限まで削ぎ落としたセリフと、端正な構図が
挙げられます。“家族や人生”をテーマに人間心理をついた一言は、多くを語らない分、
作品には観客が想像する“余白”が残されており、自分の境遇に照らして寄り添える魅力
がある」という評価がある。
(中略)
さて、私の説明的作品と違って神野氏の文章は、「言葉集め星創り」「始原へ遡ろう」「パ
ラレル宇宙」「人の像をした美しい青い地球」、 およびこの「人生詩」にしても、全くの
文学的な作品であるから難解極まりないのであるが、そこには知識の披露ではなく、己の
率直な感動の記録だから、小津映画と共通する素直さや清新さが人の情感に触れる作品を
描くことが出来るのであろう。

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