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シネマの話

 投稿者:α編集部  投稿日:2014年 2月23日(日)14時07分14秒
  通報 編集済
  .

             シネマの話1 2002-2004



シネマの話  2002/6/3
飯田橋の神楽坂をもう一本後楽園寄ったところに軽子坂(かるこさか)という路地がありました。
その坂の由来は知りませんが、横町を曲がったすぐの所に一軒の映画館をみつけました。
約200席のいわゆる懐かしの名画をみせるという場末の小さなもので、そこは貧乏学生時代のノ
スタルジーを彷彿させるに十分な面影を残した、狭さと昔を懐かしむような老年の人たちや若い学
生といった客筋で満ちていました。よき時代の雰囲気が廃れていない時空が未だ存在するんだなー
と嬉しくなりました。もちろん入場料はシルバー料金の1,000円ぽっきり。この値段で5時間
近く楽しめる娯楽はそうめったには見つからないと思います。

往年のアン・マーグレットを思わせる美貌の女優と、アラン・ドロンに似た男優の演ずる
「ムーラン・ルージュ」のファンタスチックな物語を主に鑑賞するつもりでしたが、もう一本の方
「ぼくの神様」が思いもよらず秀逸でした。第2次大戦のポーランドが舞台。ナチスのユダヤ人狩
りから逃れるため親元を離れ一人疎開させられた児童の物語でした。美しい田園風景の中で起きる
大人の戦争という不条理の世界に、子供までが巻き込まれ厳しい現実に直面する話でした。

このような素晴らしい映画は大作でないだけに、あまり宣伝されず埋もれてゆくのかと思うと残念
です。そのような訳でたまには誇大に宣伝された大作だけではなく、こまめに優れた小品を探しだ
して映画鑑賞を楽しんではいかがでしょうか。

ようこそ井手さん、距離や時間の制限を受けず遙か離れた友人と交流するためにあるホームページ
ですから、より遠い人のアクセスを歓迎します。絵、音楽、散文、詩、俳句、釣り、ゴルフ、その
他のあらゆる趣味の人、この場所で侃々諤々語り合いましょう。



またまたシネマの話 2002/7/12
毎週映画館通いの有閑老人と思し召しではございましょうが、事実は違います。根が怠け者故、若
い頃より脇道が好きで色々のことに勢を出し、どちらが本業だか、どちらが趣味だか判然としない
当人ですが、今では毎日まじめに「世のため」・「人のため」キッチリと労働していて、生涯現役
を貫く心算だからね。
 さて、またまたシネマの話

■ VA SAVOIR (恋ごころ)
2001年  フランス・イタリア・ドイツ合作フランス映画
監督:ジャック・リヴェット
主演:ジャンヌ・バリバール、セルジオ・カステリット、ジャック・ボナフェ
イタリア劇団の主演女優カミーユはフランス人、久々のパリ公演中、昔の恋人のピエールに再接近。
愛人の座長ウーゴは、パリジェンヌに急接近。彼女の兄はピエールの妻に接近中・・・。
男女6人の恋の糸がもつれ合うコメディトーンの幸福感溢れるリヴェット・ワールド。

なんだかシェークスピアの「ファルスタッフ」や「真夏の夢」をミックスしたどたばた喜劇と言っ
たところ。最後は関係者が一同に会し、もつれた難題も解決し大団円といったお話。

■ BANDE A PART (はなればなれに)
 1964年 フランス映画
 監督:ジャン=リュック・ゴダール
 主演:アンナ・カリーナ、サミー・フレイ、クロード・ブラッスール
ヌーベルヴァーグ絶頂期のゴダール長編第7作。
アンナ・カリーナと2人の男性と踊る「マディソン・ダンス」シーン等は、そのポップセンスにタ
ランティーノはじめ、ヴェンダース、ジェームッシュ、ハートリート

多くの映画人に影響を与えたキュートな作品。

サルトルやボーボアールの実存主義はなやかなりし時代の3人の若者の物語で、アメリカ映画と違
った時間と空間がみものであります。アメリカ映画のテンポの早い策に長けた物語が好みの人には
退屈かもしれないが、私はこの出た所勝負の行方知れずの手法が我が生き方に合っていて好きです。



またまたシネマの話 2002/7/15

■ MULHLLAND DRIVE (マルホランド・ドライブ)
2001年 アメリカ・フランス合作映画
監督:デイビット・リンチ
主演:ナオミ・ワッツ、ローラ・エレナ・ハリング
   車の衝突事故で記憶をなくしたブルネットの女と、同情したブロンドの女優の
   卵・・・。細部にわたる伏線と謎に満ちた登場人物、常識を破壊する展開・・・。
   マルホランドドライブで始まるリンチ・ワールド。

どこまでが幻想でどこまでが現実なのか筋がほとんど判らない。多少ともアバンギャルドに興味を
持つ私でさえ理解不能でありました。
これでも第54回カンヌ映画祭の監督賞を受賞しているのであるから、ハッシュで頭を浄めて鑑賞
するか、またまたその前衛作品に着いて行けないほどこの私が古びたのか、その理解出来ない理由
は謎であります。

■ THE SHIPPING NEWS(シッピング・ニュース)
 2001年 アメリカ映画
 監督:ラッセ・ハルストレム
 主演:ケヴィン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ケイト・ブランシェット

父親に抑圧され、自分をもてないまま生きてきた男が、妻にも裏切られ、父の故郷である凍てつく
北国・ニューファンドランド島に戻り、人の温かさに触れ、自分を取り戻していく。「ショコラ」
につぐヒューマン・ドラマ。

自己表現が不器用で人を引きつけるようなエピソードも持たない、世間の話題にものぼらない、ど
こにでもいるような平凡な男でさえ、たいした変化もない日常の生活の中にすでに感動を与える生
き方をしていることを私達に想い起こさせる物語。

大山さん、投稿者がすべて、語りや体験において一流のプロの経歴を持っているということではあ
りません。むしろ、平凡にして通俗な中になんとかもっと自己表現して、己の生きる証をと「田作
(ごまめ)の歯ぎしり」をしているというところです。
どうぞ感じたことや伝えたいことなどを、たとえ自己満足、独断と偏見と思われようともそれをも
のともせず言い放ちましょうや・・・。

   追:みっちゃん、主人公の叔母が自分の過去の秘密を知られて”shit”
     と囁いたのをこの映画の中で確かに聞きました。指導のお陰です。謝謝!!



シネマの話 8/6
H.G. Wells原作の 宇宙戦争、 透明人間、月世界旅行等の有名なSF小説の一つであるタイムマシ
ーンの映画を見た。

The Time Machine
[SciFi/Action/Adventure]
製作総指揮 アーノルド・レイボヴィット / ローリー・マクドナルド イ
製作 ウォルター・F・パークス / デビッド・バルデス
監督 サイモン・ウェルズ
脚本 ジョン・ローガン
原作 H・G・ウェルズ
出演 ガイ・ピアース / サマンサ・ムンバ / ジェレミー・アイアンズ

1890年代のニューヨーク。冬。雪の降る公園で、結婚の申し込みをした、その日に恋人のエマ
を暴漢に殺された、物理学教授アレクサンダーガイ・ピアースは、4年をかけてタイムマシンを完
成させた。彼は4年前のその日に戻り、エマを助けようとするが今度は交通事故によって亡くなっ
てしまう。「過去は変えられないのか?」という命題を求めて、彼は80万年後の世界に旅立つ。

この映画を選んだのは小生として「この暑さで頭が狂った」としか思えない結果であった。
そんな予感はあった。隣で上映の「海辺の家」を止めてH.G.Wellsの名に惹かれた連れ合
いの意見に従ったまでである。

その映画の話はお粗末で、タイムマシーンの時空の旅の最後は必ず元に戻るのが筋であろう。そし
て「過去は変えられないか?」という命題の解答もないまま、80万年後の世界でそのマシーンを
壊してしまい帰れなくなったというお粗末な話。その続きの第2作を目論んでいるであろうか…。
結論として見ない方がよい。金掛けて作る労力と時間の大いなる浪費、従って今回の批評としては
☆なし。

はずれもまた経験のうち。今度は良い映画を紹介するからね。



シネマの話-チョコレート 2002/9/3
チョコレート(原題:MONSTER'S BALL) 2001年/アメリカ映画   ☆☆☆★
2002年第74回アカデミー賞 <最優秀主演女優賞>受賞
2002年ベルリン国際映画祭 <銀熊賞 最優秀主演女優賞>受賞

監督:マーク・フォースター
脚本:ミロ・アディカ/ウィル・ロコス
キャスト:レティシア・マスグローブ:ハル・ペリー、ハンク・グロトウスキー:ビリー・ボブ・ソーン

死刑囚の夫と、幼い息子を交通事故で相次いで亡くした黒人女(ハル・ベリー)。親の愛を求めて
いた息子が目の前で拳銃自殺した(ヒース・レジャー)ことで初めて人生に必要なものは何である
かを考えはじめた人種差別主義者の孤独な白人男(ビリー・ボブ・ソーントン)。それぞれの家族
の死をきっかけに、交わるはずのない2人が心を通じ合わせていく…。深い喪失の淵から、愛を知
ることによって人生を取り戻す男と女の新たな出発を描いた、心に染み入るビターなラヴ・ストー
リーである。
解説書によれば邦題の“チョコレート”は3通りの形で登場する。主人公がいつもレストランで注
文するチョコレート・アイスクリーム。黒人女の息子が母に隠れて食べ続けたチョコレート・バー。
だがそれが何より象徴するのは、ハンクが忌み嫌っていた黒人の、そして、後に彼が心から愛する
ことになる女性の肌の色を暗示する。
しかしこれは原題の「monster’s ball」と異なり邦題で「チョコレート」と付けたのだから少々
深読みの嫌いがあり「そこまで言うか」と言いたくもなる。

この映画から感じたものは
 1.車がなければ生活出来ないほど広大なアメリカ(公的交通手段のすくなさ)。
 2.未だに残る人種偏見、女性蔑視(おそらく深南部が舞台であろう…Memphisと言ったうな言
   わなかったような)
 3.男の強さを誇示する昔気質の風土・・・親子三代刑務所の監視員という職業柄かもしれない
   が、とくに主人公の父は身動きも出来ない肉体になりながら、まだ息子を支配しようとしい
   て、愛情を注ぐことより自分の力を誇示し、「子供は親を一生面倒見なければいけない」と
   強制する。 確かに人道的にはそうであるが、感謝や優しさを示さない、そのようなことは
   女々しくて悪だと考えていて一歩的な服従を求める。息子は祖父や父に似合わず優しさと繊
   細さを持っていて、いつも父や祖父から「だめな人間」と評価されていた。その息子とその
   ことで諍いの結果目の前で息子が自殺してやっと、主人公も最後は父から受け継いできた「人
   間の強さ」ではなく「男の強さ」を信じるその頑迷さが愚かであることを悟った。


物語の出だしが黒人女の夫の処刑場面から始まり「dacer in the dark」のそれ
とそっくりで、なんとも暗い思いにさせられたのだが、二人とも大きな代償を払わされたにもかか
わらず幸せになる予感めいたラストシーンが印象的であった。

おまけ・・・(それにしてもdancer in the darkは暗かったな-・・・)



シネマの話-海辺の家 2002/10/16
「海辺の家」  LIFE AS A HOUSE     ☆☆☆
配給] アメリカ/日本ヘラルド映画
[分数] 126分
[監督] アーウィン・ウィンクラー
[製作] ロブ・コーワン、アーウィン・ウィンクラー
[製作総指揮] マイケル・デ・ルカ、ブライアン・E・フランキッシュ、リン・ハリス
[脚本] マーク・アンドラス
[出演] ケヴィン・クライン、ヘイデン・クリステンセン、クリスティン・スコット=トーマス

[あらすじ] 自分のものと誇れる“何か”をお前に残してやりたかった――。父と子の絆を描く
感動のヒューマン・ドラマ。 建築事務所に勤めるジョージ・モンローは42歳の建築デザイナー。
父親との確執が原因で、自分の息子ともうまくコミュニケーションがとれなかった。ついには妻に
も逃げられ、上司との摩擦から会社もクビになる。挙げ句の果てに医者から余命4ヵ月との宣告を
受けてしまう。再婚して幸せに暮らす妻。そしていまだに父を憎み続ける16歳になる息子。ジョー
ジは初めて自分の人生に疑問を感じた。そして、昔からの夢だった自分の家を建て直すことを決意
する。最後の夏、ジョージは反発する息子を無理やり手伝わせ、手造りの家を建て始めた……。

個人的には身につまされる映画であります。私も他人の家を数多く設計してきたが、未だ自らの家
を造るには至らず、間借り人生を送っているのだから・・・。

素晴らしい環境の中、周りの善意ある人達にささえられ、死というシリアスなテーマのにも関わら
ずハッピーな気分にさせてくれる、いかにもアメリカ的な映画である。

難をいえば、必要でもないエピソードが多く総花的で、それが作品の深みを削いだようでもある。

おまけ:このところ「家」を扱った映画が多いのはなぜでしょうね。
    「シッピング・ニュース」・「パニック・ハウス」・「The Others」等



シネマの話-アイリス  2003/1/5
アイリス   ☆☆☆☆
(原題:IRIS)
2001年/イギリス・アメリカ

[スタッフ]
監督・脚本:リチャード・エア
原作:ジョン・ベイリー
脚本:チャールズ・ウッド
プロデューサー:ロバート・フォックス/スコット・ルーディン
製作総指揮:アンソニー・ミンゲラ/シドニー・ポラック
[キャスト]
アイリス・マードック:ジュディ・デンチ
ジョン・ベイリー:ジム・ブロードベント
若き日のアイリス:ケイト・ウィンスレット
若き日のジョン::ヒュー・ボナヴィル

第74回アカデミー賞最優秀助演男優賞(ジム・ブロードベント)受賞
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[ストーリー]
 主人公は、「イギリスで最も素晴らしい女性」と形容される実在した作家で哲学者のアイリス・
マードックと、その夫で同じく作家であり、文芸評論家のジョン・ベイリーの物語で、ジョンがア
イリスについて書いた本がイギリスでベストセラーになった。

 アイリスは、作家としても一流、自由を愛し既成概念に捕われない性格の持ち主で、イギリス女
性の羨望的存在でもあり、常に時代の先頭を走っていた。ジョンはオックスフォード大学で彼女と
出会い一目でアイリスに恋をして、複数の恋人と付き合う彼女をひたすら追い求た。恋愛経験豊富
なアイリスも、ジョンの純粋さに惹かれ始め、やがて本当の自分を理解してくれるのはジョンだけ
だと気づいて彼と結婚した。
 そして2人の愛は年とともに穏やかに深まっていたが、そんなある日、アイリスにアルツハイマ
ー病という悲しい運命がふりかかる。ジョンは時にくじけそうになりながらも、持ち前のユーモア
を忘れずに酷薄な運命に愛だけを武器として介護に打ち込むものの遂に最期を看取るという物語。

 映画を見た若い人のいう「深い愛情物語」として素晴らしいという評ばかりでなく、この映画で
は2つの苦悩が描かれている
1.アイリスの苦悩
  時の寵児となるほどの明晰な頭脳を持つアイリスは、知らず知らずの内に何かが狂い
始めた。時として意識の及ばない自己の行動を、正常な頭脳に戻ってそれを知ったときの人間とし
ての尊厳を喪失する恐怖と苦悩を描いている。自意識の喪失は死の宣告にあたいするであろう。

2.ジョンの苦悩
  高齢ながら食事や家事を一人でこなし切れず徐々に家の中が崩壊するにまかせざるを得ない状
態、しだいに進行する妻の痴呆に悪戦苦闘するジョンの苦悩。まもなく確実に愛するものを失って
しまうというさびしさ。

それは、死に面してどうもしてやることも出来ない、どうしょうもないという諦めという言葉でし
か一人の人生にケリをつけるすべはないことである。

最近読んだ「父の遺産」でも人工呼吸で存命させることができるかもしれないが、
今後訪れる悲惨さを考えた主人公が老父の耳元で囁いた次の言葉が忘れられない。

”Dad,I'm going to have to let you go."
(父さん、もう行かせてあげるしかないよ。)



シネマの話-サテリコン 2003/11/29
ポルノの話題でにぎわっているので一言。
以前に、ローマの暴君ネロの時代にペトロニウスが書いた「サテリコン」という小説をフェデリコ
・フェリーニが同名で映画化しものを見たことがある。小説も読んだが、性の倒錯した映像に衝撃
を受けた。この小説が貴族のグロテスクで享楽的な行いに対し反抗を持って語られたのでネロの治
世を批判したということでペトロニウスは自殺に追いやられたと記憶する。

DVDで発売されているようなので、興味がある人は一見しては・・・。

サテリコン
(1970・伊) SATYRICON
監督・脚本:フェデリコ・フェリーニ
原作:ペトロニオ・アルピトロ 撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ 音楽:ニーノ・ロータ他
出演:マーティン・ポッター ハイラム・ケラー サルヴォ・ランドーネ キャプシーヌ



シネマの話-めぐりあう時間たち 2003/12/6
めぐりあう時間たち ☆☆☆☆★
  THE HOURS

 監 督  スティーヴン・ダルトリー
 出 演  ニコール・キッドマン, ジュリアン・ムーア, メリル・ストリープ
1941年。精神を病み英国の田舎町へと移り住んでいた作家ヴァージニア・ウルフは、しかし、生き
る気力を失っていた。献身的に彼女を支えた夫への愛と感謝の気持ちを手紙に綴った彼女は、近く
を流れる川へと向かい、その流れの中に身を沈めていく・・・。

3つの時代、3つの場所、3人の女性たち。それぞれの"時間"が、ある1日を描く1つの物語へと再構
成されたとき、失われかけていた彼女たちの人生が、そこに見出されていく。脚本、女優、監督、
全てが揃ったからこそ生まれる、まさに総合芸術と呼べる作品。・・・と解説書には書いてあるが
私には何をいっているのかさっぱりわからない。えてしてこの手の映画解説は小難しく書くか美辞
麗句で満たすか、頭の冴えない者にとってはまるで判じ物である。

ようするに、バージニア・ウルフの実生活と彼女の小説「ダロウェイ夫人」に書かれたモデルの人
物とを平行にして物語が展開している。最初は誰が何いう関係なのかわからず戸惑うばかりであっ
た。ともかく生と死、精神状態(病)、性の認識、女性の社会的な自立などのテーマを3人の女性
の生き方を通して表現しようとしていることは確かだが、この映画はいくら言葉並べても納得いく
解説をすることは難しく、これ以上かくのは止めた。

ともかく、ニコール・キッドマンは、精神的な憂鬱さと強迫観念に苦しむバージニア・ウルフを見
事に演じきって、第75回アカデミー賞主演女優賞受賞した。



チョコレート私も見ました 2003/12/15
随分前にシネマの話でこの「チョコレート」を取り上げたが、アメリカの保守的な深南部の男の話
であったと記憶する。

女性や子供や黒人などの弱者を「物」としてしか見ず、それを強い男の誇りだと考える生き方しか
できない祖父と主人公。そしてある日弱者に偏見をもたない息子が二人に反発して諍いの結果目の
前でピストル自殺をする。それを契機に、主人公はいかに自分の考えが偏っていたかを悟り、黒人
の女性と結ばれるという話。

スイート プラム和さんは濃厚なセックスシーンに圧倒された由、「いままでのうちで一番綺麗な
セックシーンである」と言ってのけたばかな映画解説者がいたが・・・。
おまけ-同じチョコレートでも「ショコラ」という素敵な映画があります。一見してはいかが。

「nanpa」さん、おっと間違い「なんば」さん、「歩くハイマー」会員募集行脚ごくろさんで
した。甘言の雨あられの中「難破」せず無事かえって来て、まずはよかった。関西勢が脱帽するよ
うな体力を見せつけたと見えて、我々足萎え族は「関東連」が皆かくも若くて丈夫かと誤解される
のではと心配です。藤澤さん、丈夫で長持ちしそうなのは「楠葉さん」だけと思ってください。
ところで皆さんの写真を早く見たいですね・・・。



シネマの話-シネマクラブ会員を募ります 2004/1/28
■ ずっと前から「シネマクラブ」なるものを作ろうという思いがありました。個人的にはよく映
画を見に出かけるのですが、仕事の忙しさとそれ以外にいろいろなことへの関わり合いが多く、も
う一つ同好会を加えることで「現役人生」を全うできるかどうかが危惧されて二の足を踏んでいた
のでした。そして、楠葉氏の映画鑑賞の名解説に触発されたのと、2月7日の同好会の新年会がち
ょうど程よいタイミングと思われましたのでこの際フィリップ・マーローの科白をもじって「楽み
がなければ生きていけない、楽しまなければ生きる資格がない」とばかりに発足したいと考えます
が、皆さんのご意見・ご感想をお願するとともに賛同を期待します。

■ 少年の頃見た映画の中のスターや自由な若者の生活に憧れたのは私だけではないのではないか
と思われます。そして、いつかは自分もそのような華やかな生き方が出来るのではないかという希
望をもって「シェーン」・「真昼の決闘」・「大いなる西部」などのアメリカのヒローや「エデンの東」
・「草原の輝き」・「太陽がいっぱい」などの人物になり切って映画館を出てきた思い出が今でも甘
美に蘇ります。

■ また、私は映画からたくさんのことを学びました。舞台になっている場所の気候や風土、建築
や都市空間、人間の機微、服装や色彩や配色、その他現実の世界を超えて想念の世界で遊び楽しむ
ことが可能であります。さて、みなさん一緒に映画館を訪れ、青春のあの日を呼び戻しましょう。



シネマクラブのおしらせ 2004/5/1
(仮称)シネマクラブ発起会のご案内

 今年の2月7日の新年会にて、(仮称)シネマクラブを発足することをお知らせし会員を募りま
したが、忙しさにかまけて既に3ヶ月も過ぎてしまいました。しかしこのところの爽やかな風と勢
いよく伸びる若葉の緑を見るに付け小生も元気が湧いてきました。

 さて、現在の会員は女性11名、男性13名の合計24名(別紙会員名簿)になりましたので、
これからの会の方針と組織について話し合いたく下記の日時・場所にて発起会を催したいと思いま
す。皆様におかれましてはゴールデンウイーク中家庭サービスで疲れた身体と頭を、昔の懐かしい
シネマの話などを肴に飲みかつ食べて癒したいと思いますので、万障お繰り合わせの上ご出席のほ
どをお願いいたします。

■ 日時:5月8日(土)  PM:1:00~
■ 場所:千代田区神田小川町2-12 進興ビル B1F
     「うすけぼ~神田店」
     TEL(03)3233-1271
     (古賀和彦の名前で予約しています)
■ 会費:5,000程度(食事・飲み物込み)

 活動方針の案として下記に示したものの他にお気づきの点がありましたら、当日ご提案ください。
  □ 組織(会長・副会長そのたの役割分担を決める)
  □ 年会費(年額1,000円~2,000円程度)
  □ 活動方針
    ・飯田橋のギンレイホール(名画座)のグループカード(30,000円/年)の活用
     について。(個人的には小生が1枚購入していますので、これを採用するかどう
     か検討)
    ・持てあました無料招待券(映画・絵画・演劇・音楽会)の提供と斡旋
    ・「さしあげます」「いただきます」の情報欄をホームページで立ち上げる
    ・「よかった」「愚作だった」などの映画感想をホームページ等で発表する。

■ このお知らせは会員の方には別途会員リストを添えて封書にて郵送しました。
■ これから新しく入会する人歓迎します。
■ 会員およびこれから入会したい方は今回の発起会への出欠をE-mail・電話・
  はがきその他にて5月6日までにお知らせください。

  連絡先:TEL 03-xxxxxxxx
      E-mail:kxxxx.co.jp   古賀和彦まで



golden weekについて   2004/5/5
 英語にはgolden wedding(金婚式)/golden years(退職後の老後 - 通例65歳以降をいう)という
言葉はありますが、goden weekなるものはない、これは和製英語であります。
昔、この連休の期間に大いに映画を見ようというキャンペーンで使われた言葉で、私もそれに義理
立てしたわけではありませんが、昨日「ぼくは怖くない」というイタリア映画を見ました。貧しい
南部イタリアの田舎の少年の物語で、広大な金色に染まった麦畑が印象的でありました。次回は「パ
ピヨンの贈りもの」を見る予定、銀座テアトルシネマはこんなすてきな小品を上映しています。
一度出掛けては如何?



(仮称)シネマクラブ発起会のご報告 2004/5/10
去る5月8日(仮称)シネマクラブの発起会を開催しました。
会員は女性11名、男性13名合計24名になりましたが、当日は10名の出席を得ました。(そ
りゃースクリーンの美女、美男子も真っ青になるような御仁ばかりでした)うまい食い物と美酒の
手助けをえて、真剣に討議を重ねました結果次のことを決定しました。

■会の名称を次の二つに絞って、会員の皆さんの意見を勘案して決定することにしました。
  第1案:クラブ・シネマ1000(「クラブ死ねません」の意、シネマを1000回見終わらなけ
      ればしねませんの意)
  第2案:Cinema de Joy(シネマで楽しもう、死ぬまで楽しもうの意)
■年会費は1,000円
■世話人:田村道子・徳永信子・的野久子・古賀和彦
■映画の好きな人、飲み会の好きな人など新入生を歓迎します。

早速近藤君がわれわれのロゴマークを作ってくれましたのでギャラリーに紹介します。



Cinema de Joy  2004/7/2
昨日見た映画[25th Hour]の報告ありがとう。またその的確な評に感心しました。
ところで一つ提案があります。
映画の評価及び皆さんへのお勧め度として☆印のよるジョイ・ポイントを記したらどうでしょう。
ちなみに昨日の映画は小生の独断と偏見によるジョイ・ポイントは☆☆☆☆・・・。



正式名称決定!! 2004/5/28
(仮称)シネマクラブの正式名称が決定しました。     2004.5.28

クラブ・シネマ1000とCinema de Joyのどちらかにするかの意見を問い、
5月20日に締め切りましたところ下記の結果になりましたので報告します。

投票総数 11名 (男性5名、女性6名)
クラブ・シネマ1000(クラブシネマセン・死ねません)     4票
Cinema de Joy(シネマでジョイ・死ぬまでジョイ)  7票

クラブ・シネマ1000もなかなか含蓄があり捨てがたいもので後ろ髪を引かれる思いでしたが、
Cinema de Joyに決定しました。
これからは映画を通して皆さんとの交流を深めたいと思っていますので、活動にどしどしご参加
ください。

余談:投票の結果を眺めていたら、クラブ・シネマ1000に投票した人は男性がほとんどで、
   Cinema de Joy は女性が多いことに気づいた。

   企業戦士として日本の経済を支えて来た男の義務と責任を担うという信念をいまだにまだ
   引きずっていて「まだやり遂げるためには死ねません」と自分を叱咤激励する姿が浮かんで
   来ませんか。

   一方女性の方は「今楽しかったら幸せ」、不確定な将来のことなど知りませんとばかりに楽
   天的に見えてくるようです。

   多田富雄著の「生命の意味論」によれば、人間は二十二対の染色体と性に関する一対二本の
   合計二十三対の染色体を持っている。女性はX染色体を二本、男性はX染色体一本とY染色
   体一本を持っている。

   ところが人間はもともと女性になるべく設計されていて、よけいな回りくどいやり方で無理
   矢理男性にさせられているという。人体の基本形は女性であって、男はそれを加工すること
   によって作り出されているわけである。
   だから旧約聖書による「イブはアダムの肋骨から生まれた」というのではなく「イブの肋骨
   からアダムが生まれた」というのが正しいのでは?

   人間の生存に必要な遺伝子を含む非常に大きいX染色体を二つも持った女性と、ただ男にな
   るだけの役割しかないひ弱なY染色体を持った男性との生命力の勝負は、文句なく女性が栄
   冠を勝ち得ていることは男性より長寿であることを見ればたしか。

   データから以上のような結論に達したのだが、皆さんはどう思いますか?



隠し剣鬼の爪 をみました 2004/12/13
昨日有楽町ピカデリーで「隠し剣鬼の爪」をみました。
いい映画でしたが何点かの疑問がのこりました。
1.先に公開された「たそがれ清兵衛」に筋が酷似。同じ藤沢周平の作品だから部分的に似るのは
  しょうがないが、あそこまでそっくりさんの映画をつくるということは、柳の下のドジョウを
  狙ったととらえられてもしかたがないのでは?
2.武士の魂を大事にする生き方なら、決闘の相手を嵌めるような業を使ったことへの葛藤はない
  のか?「隠し剣鬼の爪」は結局どういう業だったのか?
3.悪家老の暗殺を私憤のみで正当化出来るのか?

以上の疑問にだれか答えを教えて・・・。
「烏のかって」ですがどちらかを既に観た人はもう一作は観ない方をおすすめします。



理屈っぽいついでに! 2004/12/15
疑問に残っていたあの技が判りました。
今朝、なにげなくあの「隠し剣 鬼の爪」の技はいったいなんだったのだろうとつぶやいたら、そ
ばにいたカミサンが「悪家老を暗殺した技よ」と事も無げに言ったのであります。そうか小柄を指
の間に挟み鋭く突き上げ家老の心臓を一突きにしたあの技(鬼の爪のように見える)だったのだと
小生は不覚にもいまごろ納得したのであります。

これからは、小生の隠し事をすべてお見とうしの技をカミサンは会得していることが判明し、
ゆめゆめ油断は禁物という結論にいたったのであります。
?

44

 
 

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